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- 国立天文台データ解析・アーカイブ・公開システム 一式
入札情報
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- 案件概要
調達に必要とされる基本的な要求要件 国立天文台データ解析・アーカイブ・公開システムは、「大規模データ解析サブシステム」、「大規模データアーカイブ・公開サブシステム」、「ヴァーチャル天文台サブシステム」、「RISEデータ解析サブシステム」の各サブシステムにより構成される。これらのサブシステムは、それぞれ、下記に示す機能を持つこと。また、本システムで利用するストレージシステムについては、将来における未確定なデータ量の増加に対応できるものとし、かつ、効率化をはかること。設置場所については、特段の記述がない場合、国立天文台・三鷹地区とする。 (A) 大規模データ解析サブシステムは、本台が運用する下記の望遠鏡および観測機器により取得される観測データを迅速に処理すること。 (ア) ハワイ観測所が運用するすばる望遠鏡に備え付けられた観測機器 (イ) 合同ALMA観測所(JAO:JointALMA Observatory)が運用するALMA望遠鏡 (ウ) 水沢VLBI観測所が運用する天文広域精測望遠鏡(VERA) (エ) 野辺山宇宙電波観測所が運用する45m大型電波望遠鏡並びにASTE望遠鏡(Atacama Submillimeter TelescopeExperiment) (オ) ひので科学プロジェクトが宇宙航空研究開発機構(JAXA)と共同で科学運用を行っている太陽観測衛星「ひので」 (カ) 野辺山太陽電波観測所が運用する太陽電波観測装置(野辺山ヘリオグラフ並びに野辺山強度偏波計) なお、(ア)については、現在運用中のシステムを引き継いだものであり、ハワイ観測所で別途調達される「山頂観測制御計算機システム」および「すばるデータアーカイブシステム」(いずれも仮称)と密接に連携しつつ、すばる望遠鏡による共同利用を遂行するシステムであり、国立天文台・三鷹からの観測準備および遠隔モニター観測を実施するための機能も有する。また、ハワイから送られてくる観測データを(ア)のシステムと三鷹に別途設置される遠隔観測システムに配信する機能を有する。 (B) 大規模データアーカイブ・公開サブシステムは、下記の機能を持ち、独自インターフェースおよび/もしくは(C)のヴァーチャル天文台を介して公開する。 (ア) すばる望遠鏡観測者向けデータアーカイブ:すばる望遠鏡によって得られた専有期間中の観測データを、観測を実施した研究者に提供する。また、専有期間を過ぎた観測データを、すべての本データアーカイブのアカウント保持者に提供する。 (イ) すばる望遠鏡公開データアーカイブ:すばる望遠鏡などの観測データを保管し、評価・加工・整約を施した上で、付随データ、参照データとともに、一般研究者などに公開する。 (ウ) ALMAデータアーカイブ:ALMA望遠鏡による観測生データ、整約済みデータ、およびエンジニアリングデータをデータベース化し、研究者に提供する。 (エ) VERAデータアーカイブ:天文広域精測望遠鏡による観測データをデータベース化し、研究者に提供する。 (オ) 野辺山データアーカイブ:45m大型電波望遠鏡並びにASTE望遠鏡による観測生データをデータベース化し、研究者に提供する。 (カ) ひのでデータアーカイブ:太陽観測衛星「ひので」によって取得された観測データをデータベース化し、研究者に提供する。 (キ) 太陽電波データアーカイブ:野辺山太陽電波観測所が運用する太陽電波観測装置(野辺山ヘリオグラフ並びに野辺山強度偏波計)によって取得された観測データをデータベース化し、研究者に提供する。 (ク) 太陽データアーカイブ:太陽観測所が保持する太陽データを研究者に提供する。 (ケ) 岡山データアーカイブ:岡山天体物理観測所の観測装置によって取得された観測データをデータベース化し、研究者に提供する。設置場所は同観測所とする。 (コ) 文献カタログアーカイブ:天文データセンターが保有する文献およびカタログを研究者に提供する。 なお、(ア)、(イ)、(ケ)および(コ)については、現在運用中のシステムを引き継いだものである。 (C) ヴァーチャル天文台サブシステムは、上記(A)および(B)と連携しつつ、世界に分散する天文データベースや日本の天文関連施設がネットワーク上で公開する各種多波長データに対する世界各国からの検索およびデータ解析要求に速やか,かつ,確実に対応する。本サブシステムは、現在運用中のシステムを引き継いだものである。 (D) RISEデータ解析サブシステムは、水沢VLBI観測所に設置され、「かぐや」等月探査衛星による観測データを迅速に処理する。 ・構成各システム(A)~(D)それぞれにおいて、運用に必要なソフトウエア環境を備えること。それぞれの運用形態、利用形態に即した管理機能を備えること。 ・故障、停電、セキュリティ侵害等について対策がなされており、安定した運用が可能なシステムであること。障害発生時には、現地において迅速かつ万全に対処できる保守体制が保証されていること。 ・複数年の契約期間中にストレージ容量の増強、データ解析能力の向上等の更新を行うこと。 ・ストレージ容量の増強に対応可能であること。
- 案件備考
機関名:自然科学研究機構
- 業種
- 履行場所
説明会日
2011.09.29資料交付日
2011.11.07資料等提出日
2011.11.07入札日
---受付終了